五福臨門 蝙蝠図 （コウモリ） 銘‐　杏逸 【説明】 日本ではコウモリの一般認識は何となく暗くて、 不吉なイメージを持つ方もいらっしゃるのです が、中国では「こうもり」を漢字で書くと「蝙 蝠」、「蝠」が「福」の同音ということで、吉 祥性の高い動物とされております。 その思想から日本においても長らく吉祥の動物 としてデザイン化されてきた歴史があります。 例えば、歌舞伎役者の市川団十郎は吉祥性から コウモリを替紋の一つとしました。 江戸時代に出版された役者絵にもコウモリの衣 裳を着用した姿で描かれています。 ５匹が羽を広げて輪になったのは「五福臨門」 という吉兆のシンボルで、 長寿・富裕・幸福・美徳・健康、 別の説に福・禄・寿・喜・財 を「五福」といい、我が家に五福の訪れること を願った作品となります。 コウモリは福をもたらす使者、下にある岩、川 は永続的な財産を生み出す象徴として大変立派 に描かれております。 日本ならではの美学、間合いを上手く使った、 上品かつ飽きのこないデザインが大変素適です。 縦約196cm 横約44.5cm 軸約49.9cm 共箱なし。本体のみ。 エケコのプロフィールを確認の上ご購入くださ い。 P