茶道具　石州流 石州好み「伊藤殿」写し 怡渓会記念茶杓です。 MIHOミュージアム所蔵の本歌は、めったに展覧会でお目にかかることが出来ない秘蔵のお品物ですね。 また、令和7年2月から根津美術館で「特別展-片桐石州の茶　武家の正統」と題する展覧会が開催されております。 『茶道史上にきわめて重要な地位を占めながらも、これまで注目されることが少なかった石州と石州流の茶の湯を、没後350年を経て顕彰する初めての機会となります。』(プレスより抜粋) こちらはおそらく、全日本石州流茶道協会さまが開催されている全国大会に出場された団体の中で記念茶杓として作られたお品物ではないかと思われます。 節を境に、片側に染みがある竹を複数用意するだけでも、相当の難題かと思われます。こちらは保存の際に筒が割れてしまっておりますので、追い筒で新しい鞘をご用意されるのも、よろしいかと思います。 めったに出回ることのない、写しの逸品でございます。