静寂の中、颯爽感を解いて輝かしい美を歌う唐花...。 黒が打つ静寂に水際立ち、ひと際目を引く唐花は、颯爽感を解きながらしなやかに蔓草を躍らせて花びらの一片一片から裏側、葉の一枚一枚にまで行き渡る華やかでいて繊細な美しさで薫り立ち、そこはかと素朴さを漂わせる和の舞台に輝かしい美を響かせる、金彩友禅 和田光正落款“唐花”仕付け糸付 胴抜き仕立て大島紬訪問着でございます。 日本の名工・卓越技能者、京の名工・優秀技術者「和田光正」は、あの千代の富士の化粧まわしをつくったことのある金彩友禅の巨匠と言われる伝統工芸士。 　金や銀などの箔を生地にあしらうことで、華やかながらどこか繊細さを感じる伝統工芸「金彩」。布や屏風、お皿など様々なものに加工し彩りますが、やはり金彩といえば外せないのが着物への加工...。和田光正氏によって改良、発展したという“金彩友禅”は、金彩部分も布地と同様な柔らかさを持ち、ドライクリーニングにも耐え、後染や色抜きでも金彩が剥がれない丈夫さで上質な糊が開発され、友禅染にも劣らない繊細な色彩表現を可能にしました。その“金彩友禅”と名付けたのも和田光正なのだそう。 両袖口に目立たぬ薄汚れのみの「美品」。　 ふとした時に見え隠れする八掛の差し色、体に沿うように馴染み良い“手縫い仕立て”の心を込めた味、肌当たりのやわらかい“正絹”素材の心地よい抱擁も魅力的。 胸元をすっきりと演出し、胴にあたるところをもたつかせない“胴抜き仕立て”は、単衣から袷、袷から単衣に変わる季節の狭間を心地よく着こなせます。また室内などで暑さを感じる時にもぴったりで近年では、時期を過ぎても胴抜き仕立てをお召しになられている方は多く、軽くて楽を演出する優れもの。 “静寂の中、輝かしい美を響かせる唐花”、大切な日の友としてお迎えください。 採寸表 身丈 ： 163cm（肩から） 裄　 ： 67cm 肩巾 ： 33.5cm 袖巾 ： 33.5cm 袖丈 ： 49.5cm 前巾 ： 26cm 後巾 ： 31cm 素材 ： 正絹(袷)　胴抜き仕立て・袖単衣 折代 ： 身丈(内揚げ 前11.5cm・後10cm)　裄(身頃側：1cm・袖側：2cm)　袖丈(3.5cm) 訪問着はこちら❁　#tomihisa訪問着 tomihisaのお着物はこちらから❁　#tomihisa