昭和62年の高島屋薔薇の会ノベルティで頂いた、ガラス工芸家岩田糸子さん作のプレート3枚セットです。 リーフ型で裏面は葉脈のあるデザイン。 カラーはピンク、ホワイトに金彩が美しいです。 サイズはおよそ16cm×14cm×2cm（変形なのでいずれも最大値） 未使用のまま飾り棚で保管していました。 高島屋薔薇の会のシンボルである、薔薇の葉っぱをモチーフにしたもので、ガラスにピンク、ゴールド、白とが美しくデザインされています。特に金彩が大変美しいです。 非売品の希少なプレートです。 春先の桜を思い起こさせる、優しく美しいピンクで、前菜やフルーツ、お菓子など、より一層美味しく見えそうです。 使用せず飾り棚に長期保管品しておりました。 一度人の手に渡ったものですので、細かい点が気になる方、神経質な方はご遠慮下さい。 同デザインの大皿も出品中です。 ⚫︎岩田久利との結婚後ガラスの仕事を始めた岩田糸子は、幼少期の海外生活で身に付けた国際感覚と少女時代から養われた文化的素養を背景に、 自由な発想と女性らしいセンスで制作に取り組みました。 独自の技法を数々編み出し、斬新な花器や日常に使えるガラスの和食器、鉄と組み合わせたガラス家具など、生活を演出する作品を次々と発表しました。 中でもガラスの照明は、かつてないインテリアのひとつとして一世を風靡しました。
　鮮やかな色を使い、ガラスの躍動の瞬間をとらえたダイナミックな作品は、糸子自身の生命力みなぎる人柄をも彷彿とさせます。 藤七・久利に続き、装飾壁面も多くの場所に設置され、50年を超える制作活動の後半には茶器にも挑戦しました。
　国際的な交流も積極的に進め、日本のガラス工芸を世界に知らしめると同時に、その活躍はガラス工芸に留まらず、 美術界や他の分野にも及び、数多くの国際的な役職を務めました。
　晩年は、倉敷芸術科学大学で教鞭をとる傍ら、80歳から始めた「飾り玉」を精力的に制作し、86歳で亡くなるまで毎年個展を開催しました。